3分要約・できる男は超少食

Health

どうも、WELLNESS INVESTMENT CLUBのtoshiです。

漫画「ドラゴン桜」において、桜木建二先生は言っている。

「幸せとは……金と健康だよ」
「毎月の収支が赤字にならない安定的な所得があること、怪我や病気をせず心身ともに健康であること、この2つが満たされていれば人はだいたい幸せを感じられる」

3分で世界の見え方が変わる。
「食」は健康への入り口であり、自分への投資である。
その食に対する認識が変わるだけで、自分をノーリスク・ハイリターンな安定、安心、超優良な投資先へと変貌を遂げることが可能なのである。
それでは、本日のthree minutes investmentはこちら。

船瀬俊介さんの『できる男は超少食』である。

古代ギリシャの医聖ヒポクラテスは言う。

人間は生まれながらに、体内に100人の名医を持っている

もともと、生命には、自らを治す自然治癒力が備わっているということを示唆する言葉である。

ファスティング(断食、少食)は、万病を治す妙法である

約5000年の歴史を誇るヨガの教えである。

芸能人で言うと、タモリさん、ビートたけしさん、ドラマ「相棒」で有名な水谷豊さん、元ピンク・レディの未唯さんといった人たちは1日1食だという。

彼らに共通しているのは、とにかく実年齢より若く見える、活力がある、そして、第一線で活躍しているということである。

海外では、元米大統領のバラク・オバマやビル・ゲイツも超少食派であるという。

このように、「できる男は、超少食」なのである。

様々な研究がそれを物語っている。
例えば、1935年にはアメリカのコーネル大学のマッケイ博士による研究で「マウスを腹六分で育てたら寿命が2倍に延びる」ことが証明されている。
1999年には、アメリカのマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士により、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が発見されている。
この長寿遺伝子は、カロリー制限でオンになることが分かったのである。
2009年には、アメリカのウィスコンシン大学のアカゲザルを使った研究でも、腹七分にしたサルは好きなだけ食べたサルに比べて、1.6倍長生きしたという結果が発表されている。

そもそも、老化は遺伝子の〝傷〟で起こる。
カロリー制限、つまり空腹感を継続することにより、長寿遺伝子にスイッチが入り、発動すると全身細胞の遺伝子に〝保護層〟ができ、活性酸素などから遺伝子を守るのだという。

少食における効果は枚挙にいとまがない。
ここでは、その一例をあげていく。

まずは、頭が冴えるということである。
ファスティング(断食、少食)の第一人者である山田豊文氏(杏林予防医学研究所所長)によれば、ファスティングにより、脳細胞がデトックスされ、脳神経の汚れが落ち、脳が若返り活性化するという。

ヨガの教訓に次のようなものがある。
腹八分で医者いらず
腹六分でを老いを忘れる
腹四分で神に近づく」

釈迦もキリストもムハンマド(マホメット)も老子も、みんな、ファスティング(断食)によって悟りを開いているという。

筆者の経験で言えば、1日1食で夜10時頃に寝ると、深夜3時頃には目が覚め、それから執筆を始めると、明らかに脳の回転が違うという。
筆者は執筆を生業にしているが、1日のノルマは50枚に決めていたそうであるが、1日1食を徹底するとたちまちに80枚の新記録を樹立、さらには、96.6枚に到達したという。
1日1食にすると、頭脳は極めて高能率で働くようになるのである。

毎日3食きちんと食べると、その消化・吸収のエネルギーは、なんと42.195kmを走るフルマラソンで消費するエネルギーに相当するという。
そのため少食にすると、その消化・吸収に取られるエネルギーがかからず、疲れ知らずになるそうである。

少食で若さも蘇り、また、生活習慣病も改善されるという。
そして、なんと加齢臭も消えるのだというから驚きである。
1日1食にすると、もともと、1日3食の時にかかっていた食事代が浮くので、自然とお金にも余裕が生まれるのだという。

例えば、1日3食で1食につき500円かかっていたとする。1日1食にすると、1000円浮く計算になる。1ヶ月で3万円、1年でなんと36万円もお金が浮く計算になるのである。
1日1食で、体は健康になる、見た目はスリムで美しくなる、おまけに、お金が貯まって懐も暖かくなるのであるから、まさに、三方よしなのである。

3パターンの食事摂取を比較した興味深いラットの実験がある。
A:好きなだけ食べさせた
B:毎食、カロリーを60%に抑えた
C:1日ごとに食べさせる人と断食を繰り返した

その結果は…

Cが最も長生きし、体重も減らず、健康的であったという。さらには、脳の老化損傷も少なく、ラットで観察されるアルツハイマーやパーキンソン病の率も少なかったという。

「断食」(空腹感)と「摂食」(満足感)が交互に繰り返されることで、生命が活性化し、長寿になるのであるという。

よって一にも、二にも、空腹あるいは飢餓により、長寿遺伝子のスイッチをオンにすることが肝要となるのである。
空腹感により、生体保護システムが発動し、その指令によって、体細胞は防護バリアで守られ、老化が抑制されるのである。

仕事の都合なので、どうしても1日1食が無理だという人は、仕事がオフの日だけ、ファスティングをするという方法もあるという。
それだけでも、デトックスの効果はあるのである。

水だけ飲むいわゆる水断食と呼ばれるものや、ファスティングドリンクを飲みながら、体にかかる負担を和らげるやり方まで、方法は様々である。

ドイツのことわざに次のようなものがある。

1日3食のうち2食は自分のため、1食は医者のため

これは食べすぎは万病のもと、食べすぎは医療利権を肥え太らせるもとであるという、やや皮肉を込めた意味である。

わたしたちは、いつからか、「3食、食べないといけない」という固定観念にとらわれているのである。
だから、1食抜いただけで、栄養不足になる、という強迫観念に襲われ、イライラしてしまうのである。

加えて、普段から過食ぎみの現代にあっては、血糖値の急上昇と急降下というジェットコースターにより、情緒が不安定になりやすいのである。

もっと、「空腹を楽しめ」と筆者は提案する。

江戸時代の観相学の大家、水野南北はこう言っている。

・常に大食・暴食の者は、たとえ人相がよくても運勢は一定しない。
・大食・暴食して、人相も「凶」であれば、死後、入るべき棺もないほど落ちぶれる。
・酒肉を多く食べて、太っている者は、生涯、出世栄達なし。
・少食の者は、死後の苦しみや長患いがない。

現代は何も考えずに食べていたら、それだけで過食に陥ってしまうので、日々、毎日、仕事をしながらも消化器のほうでは、フルマラソンをしている状態なのであるという気づきを本書でもらってから、わたしは、無自覚に3食食べるのを一度、改めてみるようにしました。
急に1日1食を始めるというのは、体に負担がかかりすぎるようにも感じるので、まずは、前日の夕食を出来るだけ早めに食べるようにして、朝は食べずに過ごすスタイルを取り入れて、体を慣らしている最中である。
そして、ゆくゆくは1日1食にもチャレンジしていきたいものである。

このブログを読んで、少しでも興味が沸いた人は、是非、一読をおススメする。

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