超訳・40歳からは食べてはいけない病気になる食べ物

Health

どうも、WELLNESS INVESTMENT CLUBのtoshiです。

3分で世界の見え方が変わる。
「食」は自分への投資である。
その食に対する認識が変わるだけで、自分をノーリスク・ハイリターンな安定、安心、超優良な投資先へと変貌を遂げることが可能なのである。
それでは、本日のthree minutes investmentはこちら。

南清貴さんの「40歳からは食べてはいけない 病気になる食べ物である」である。

この本は、わたしにとって、食に対する意識をがらっと変えてくれて、まさに世界の見え方が変わった本であるので、思い入れも一際、大きいのである。

そもそも、世界を認識するのは自分であり、その自分が心身ともに健康でなければ、この世界自体が存在していないものと同じなのである

人生の質(Quality of Life)を高めるためには、食事の質を高めるのが最も早く確実な具体的方策である。

コンビニの弁当や惣菜、ファーストフードやファミリーレストランでの食事のようなものは単なる消費、もはや、浪費でしかなく、リターンを見込める投資にはならないのである。

これまで、私たちが豊かさの象徴と思ってきたものは、本当に人々に幸福をもたらしてきたのかどうか?

私たちは豊かさというものの尺度を変える時期に立ち至っているのではないだろうか?

年間40兆円を超える医療費、国民の5人に1人が糖尿病またはその予備軍、国民の3人に1人が癌で死んでいる、国民の2人に1人は何らかのアレルギーを持っている、そして、死因の1位が癌という国は間違いなく世界でも日本だけである…

こうした数値を見ただけでも、何か尋常ならざる自体が日本で進行してる気配に誰しも不安を感じるのではないだろうか?

このまま、突き進むのか、あるいは、方向転換を測るのか。

数値を見る限り、糖尿病を始めとする生活習慣病を撲滅するための具体的な方法については、国主導においては、効果的な方策が発揮できているとは言い難い。

そのため、ただ黙って待っていても、方向転換を図る方策を国が提示してくれるわけではないのであり、結局は、一人一人が変わっていくしかないのである。

今回、ここでは様々な病気の起点となりうる糖尿病の原因について取り上げていきたい。
糖尿病はある意味で、現代の私たちの「食」のゆがみぶりを映し出す鏡のような病気だからである。

その糖尿病の原因としては大きく3つある。

・白い悪魔の三兄弟
・トランス脂肪酸
・クロム不足

まず、「白い悪魔の3兄弟」である。
こちらは、すなわち、白米や白い小麦粉などの、極度に精製された炭水化物と白い砂糖のことである。

これらは、カロリーはあっても、ビタミンやミネラルなどの栄養素をまるで含まないところに特徴がある。
カロリーだけはあるので、ブドウ糖に分解される過程で、急激に血糖値は上がる。また、その過程で、ビタミンやミネラルなどの栄養素は浪費してしまうというところに問題がある。

過度に体に摂り込まれたブドウ糖は、栄養不足も相まって、血中にだぶつくことになる。簡単に言うと、この量が著しくなるのが糖尿病である。

砂糖は食卓から一掃してしまって何の問題もないのであるが、これを見て糖尿病の原因になるからと言って、やみくもに炭水化物を排除するのは危険なので注意が必要である。

私たちの体にとって、炭水化物は絶対的に必要な栄養素の一つなのである。そしてその取るべき炭水化物として、複合炭水化物という形で摂るべきなのである。

複合炭水化物というのは、精製度の低い玄米とか全粒粉の小麦といった穀物や豆類、芋類を指す。

次は糖尿病の3大原因の2つ目、「トランス脂肪酸」である。

今やマーガリンやファットスプレッド、ショートニングといった油脂類、またはそういった種類を使った菓子パンやスナック菓子、ケーキ類、カレー類などの巷に溢れかえる加工食品に大量に含まれている。

もともと、自然界には存在せず、別名、「プラスチック食品」とか「狂った脂肪」と呼ばれることもある。絶対にとってはいけない油なのである。

2015年6月、アメリカ食品医薬品局(FDA)はトランス脂肪酸の加工食品への使用を大幅に制限する処置を発表し、今後、全面的に使用禁止となる可能性もある。

世界保健機関(WHO)が定めている1日のトランス脂肪酸の接種限度量は2g。例えば、子供が人気のチョコレート場所を1箱食べてしまったら、それだけで1日の限度量に達っしてしまうのである。加えて、ハンバーガーやフライドポテト、菓子パンなどを食べさせられていたら、もう完全にアウトである。

今や先進国と呼ばれてる国の中で、トランス脂肪酸の摂取量に何の規制もかけていないのは日本くらいのものなのである。

トランス脂肪酸は糖尿病を始めとして、心筋梗塞や脳卒中などの疾患との関連性も指摘されており、悪玉コレステロール値を上昇させ、善玉コレステロール値を低下させることがわかっている。また、様々な生活習慣病の一因と疑われているのである。

そして糖尿病の三大原因の3つ目が「クロム不足」である。

そもそも、クロムとは、ミネラルの1つである。
ミネラルというのは、存在する物質の中で、一番小さな分子、最小単位なのであり、そのうち、体に不可欠なミネラルは16種類あるといわれているが、クロムはそのうちの1つなのである。

ブドウ糖が細胞に取り込まれる時に開閉するドアの鍵を開ける役割をしていたり、体内でインスリンの分泌量もコントロールしていて、非常に重要な役割を果たしている。

砂糖がたくさん入った清涼飲料水をよく飲んだり、スナック菓子や菓子類をたくさん食べる、食事は加工食品で済ませるというような生活をしていると、容易にクロム不足に陥ってしまい、糖尿病のリスクが高まってしまうのである。

今回、ここでは主に糖尿病を話の中心に据えて、展開してきたが、各種のデータが示しているように、日本人の体はこれ以上は無理だと悲鳴を上げているように思える。

異常なまでの、あの膨大な国民医療費の原因となっているのは、戦後70年間で大きく変わった日本人の食生活にあるのである。

せっかく、世界にも価値を認められるような食文化を持ちながら、私たち日本人はそれを惜しげもなく捨て去ろうとしている。何も70年前に食生活を戻そうというのではない、ただ伝統的な日本食を基盤にしつつ、現代の私たちにとってふさわしい食生活のあり方を改めて見いだしていくべき時にきているのではないかと筆者は提起しているのである。

では、伝統的な日本食とは何であろうか?

世界的にも価値を認められた伝統的な日本食とは、具体的には玄米、雑穀などの精製しない穀物を主食に、豆類や季節ごとの野菜や魚介類、海藻を主菜、副菜とするような食事内容を指している。

ライフスタイルや食生活の欧米化以前は糖尿病や肥満に悩ませられる日本人は少なかったのである。つまり、この食べ方をしていると無理して体重を減らすための似非ダイエットも必要なくなるのである。

そして、家庭料理に手間がかかるようになったのも、戦後の欧米化に伴い、肉料理や揚げ物といった品数が増えたせいでもある。
伝統的な日本食は健康的でかつ、手間もかからないで済む、世界に誇れるエコな食のスタイルなのである。

」は自分への投資

最優先課題として、まずは意識を変えること、私たちが生きていくうえで大事にしなければならない資産の第一が自分である、ということに気づくべきなのである。

今の豊かさが、もしかしたら幻想なのかもしれないということに気づき始めて、ライフスタイルを転換させようとしている人たちが少しずつであるが、増えてきているように感じる。
わたしも、この本を読んで、豊かさの尺度というものを改めて考え直すきっかけとなった。

まずは、質のいい精製されていない米、天然醸造の醤油や味噌、化学精製塩ではなく、海塩でも買いそろえて、自分で早起きして、朝食でも作ることから始めてみようかと思っている。

そこに忘れていた本当の豊かさというものが実はあるのもしれない。

少しでも興味を持ってくれた方は、一度、本書を手に取って、読んでみることをおススメする。

きっと世界の見え方が変わり、ライフスタイルの変革が起きることだろうと思う。

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