どうも、WELLNESS INVESTMENT CLUBのtoshiです。
3分で世界の見え方が変わる。
「食」は自分への投資である。
その食に対する認識が変わるだけで、自分をノーリスク・ハイリターンな安定、安心、超優良な投資先へと変貌を遂げることが可能なのである。
それでは、本日のthree minutes investmentはこちら。
船瀬俊介さんの『3日食べなきゃ、7割治る!』である。
筆者が提案する、病気を癒す、治す5つの〝奇跡の療法〟がある。
それは、「少食」、「笑い」、「感謝」、「長息」、「筋トレ」である。
今回は、その中でも、タイトルからの想像と本書でも多くのページが割かれている「少食」についてフォーカスを当てて、展開していく。
アメリカ、コーネル大学のC・M・マッケイ教授の論文によると、
「カロリー6割に制限したネズミは2倍生きた」
という。
加えて、数多くの実験が、カロリーを制限することで、寿命が1.5倍~2倍に伸びることを立証しているのである。
1万年以上の歴史のあるヨガの教訓で、「腹八分に医者いらず」、「腹六分で老いを忘れる」、「腹四分で神に近づく」というものがある。
「飽くほど食らうなかれ」
これはイエス・キリスト山上の垂訓として伝えられている。
私たちは、
「人並みに食べられる」ことが幸せだと思ってきた。
「食べる」ことこそ、幸せの原点だと信じてきた。
「腹いっぱい食べられる」それこそ憧れの生活だと信じてきた。
私はこの本を読んで、1日3食、腹いっぱい思う存分に食べるということが、もしかしたら、幸せに直結するということではないのかもしれない、むしろ、逆方向に進んでいってしまっているのではないかという気づきをもらいました。
「食べる工夫でなく食べない工夫をしろ」
「空腹を楽しめ」
これもヨガの教訓であるそうです。
私たちは病気になったら、栄養のあるご飯をたくさん食べて、英気を養い、病気が治ることに専念しろと教わってきた。
しかし、野生の動物たちを見てみると、彼らは病気になったり、怪我をしたら、まず、何も食べずに巣穴の中に身を横たえ、静かに回復を持つ。
野生動物たちは、本能によって、それが病気と怪我を治す最善の方法であることを知っているのである。
食べたいだけ食べるのが正しい食生活だというのは勘違いなのである。
そもそも、常に満腹であるということ自体が自然界ではありえない。
空腹感こそが生命力の源泉なのである。
野生動物は普段は食べない(食べれない)。
だから、生存本能をギラギラと研ぎ澄まして、荒野を駆け巡っている。
そのために、生命力や自然治癒力を最高度に保って生きているのである。
その姿は力強く、躍動感に満ち溢れ、息を飲むほどに優美であるのである。
アメリカの大型研究で「マクガバン報告」と「チャイナスタディ」というものがある。
この2つの研究において、欧米人が豊かと信じ、誇りにし、実践してきた食事が根本から誤っていたということを認めているのである。
欧米人が正しいと思ってきた食事を一言で言えば〝5高食〟である。
それは①高カロリー、②高タンパク、③高脂肪、④高砂糖、⑤高精白の食事である。
こういった食事が、心臓病、ガン、糖尿病、高血圧、脳卒中、肥満さらには精神病を引き起こしているのである。
「チャイナスタディ」を指揮したコーネル大の栄養学者コリン・キャンベル教授は
「動物タンパク質こそが史上最悪の発がん物質であった」
という事実に到達している。
「マクガバン報告」においては、
「世界で最も理想的な食事が存在する。それは日本の伝統食である」
と結論づけられているのである。
私たちは、すでに足元には世界に誇れる食事のスタイルを持っていたのである。
それなのに、それを捨て去り、欧米への憧れと洗脳により、〝5高食〟と肉食礼賛を現代の常識としてしまった結果して、現在のガンや生活習慣病の増加やそれに伴う医療費の増大、一昔前にはなかった様々な不具合が生じているのである。
カロリー制限することで、なぜ寿命が伸びるのか?
その鍵を握るのが、長寿遺伝子と呼ばれる〝サーチュイン遺伝子〟である。
老化とは簡単に言ってしまえば、遺伝子の傷が原因で起こる肉体の変化である。
私たちの遺伝子は普段の生活の中で常に傷を負っている。
しかし、カロリー制限をすることで、サーチュイン遺伝子の働きがオンになる。
このサーチュイン遺伝子は常に他の遺伝子を傷から守る酵素を出している。
カロリー制限することによって、その酵素が働きを助ける補助物質と合体して保護活動を開始する。
すると、全ての遺伝子の連結は強化され、老化原因の活性酸素や紫外線をはねのけ、傷から守られるのである。
ところが、過食でカロリー過剰の場合は、こういったメカニズムが働かないのである。
食物の消化・吸収は、想像以上にエネルギーを消費する。
三食きちんと食べると、それを消化・吸収するための消費エネルギーはフルマラソンを走り抜くことに匹敵するとも言われている。
カロリー制限や一定期間のファスティング(断食)をすることによって、消化エネルギーは治癒・免疫・排毒エネルギーに転嫁、集中させることができるという。
空腹になることにより、サーチュイン遺伝子が発動し、全身がクリーンアップされ、生命機能はみずみずしく蘇るのである。
少食の効果は枚挙にいとまがなく、一例をあげてみると、
「見た目を若々しく保つ」、「万病の原因である血液の流れの浄化」、「生活習慣病の改善」、「食事の手間や食費の軽減」、「精力のアップ」、「不妊にも効果的」などなど…
少食やファスティング(断食)は、数多くの感度の高い芸能人やスポーツ選手が実施しており、その効果から、着実に広がっているという。
わたしもですね、たまに仕事ですさまじく忙しい時などは、昼食を食べる時間もないくらいに動き回っていますが、そういう時ほど、ほどよい空腹感により神経が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、パフォーマンスが高まっているのを感じたり、夕食も軽めに抑えた日のほうが深い睡眠が促され、朝の目覚めがよいのをなんとなく感じていましたが、本書を読んで、その効果をより実感として感じることができましたので、これからは狙って、意図的に少食を心掛けて、その効果を享受していきたいものです。
本書では、他にも4つの奇跡の療法が紹介されており、少食をはじめとした5つが揃うことで、健康の相乗効果が期待できるそうなので、このブログを読んで、興味が沸いた人は是非、一読をおススメします。
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