3分要約・医者が教える最強の解毒術

Health

元気ですかー!
WELLNESS INVESTMENT CLUBのTOSHIです。

「元気が一番、元気があれば何でも出来る!」

燃える闘魂、故アントニオ猪木さんのこの言葉、正直に言うと、以前はそれほどまでにしっくりとくるものではなかったが、健康リテラシーを高めていくにつれて、じわじわと、はっきりと心のど真ん中に突き刺さってくるものがあるのである。

修羅場を幾度となく乗り越えてきた猪木さんだったからこそ行き着いた一つの真理なのではないか。

ヒトにとって、何よりも元気で健康であることが、家作りにおける基礎工事のように大事なのである。

一にも二にも、まずは心身の健康を整える。
全てはこの土台の上に成り立つということを、故アントニオ猪木さんのこの言葉は、思い出させてくれるのである。

3分で世界の見え方が変わる。
「食」は健康への入り口であり、自分への投資である。
その食に対する認識が変わるだけで、自分をノーリスク・ハイリターンな安定、安心、超優良な投資先へと変貌を遂げることが可能なのである。
それでは、本日のthree minutes investmentはこちら。

「1、2、3、ダー!」

牧田善二医師の『医者が教える最強の解毒術』である。

働き盛り世代に迫る危機

筆者は糖尿病専門医として、現在は東京・銀座でクリニックを開設しており、大学病院の勤務医時代から今日に至るまでに、のべ20万人以上の患者を診てきた実績がある。
そんな診察経験を通して得た気づきが2つあるという。
人間にとって、なによりも重要なこととは、

1.「死なない」こと
2.「ぼけない」こと

この2つをクリアしていれば、何歳であろうとも、多少の持病を抱えていても、それなりに充実した日々を送ることができるからだという。

そして、人生100年時代に悠々と生きて、仕事や趣味、遊びを最高に楽しむためには、沈黙の臓器である「腎臓」の声を聞き、腎臓が持つ解毒機能を少しでも高く維持することが、現代人の「健康管理の1丁目1番地」なのである。

ここで、腎臓の機能を簡単に説明すると、

「腎臓は体内に蓄積した毒素や老廃物の排出の担い手」

例えると、コーヒーを入れるときのペーパーフィルターや、エアコン内部のフィルターのような役割を担い、老廃物や毒素を濾過しているのである。
その機能が働きを失うことは、死に直結するのである。

近年、働き盛りの世代を中心に、この重要な機能である腎臓が壊れかけている人が急増しているという。
慢性腎臓病は、進行すれば、その機能である解毒や浄化ができなくなり、「人工透析」を必要とする状態になる。
それは人生のQOLを著しく低下させるのである。

また、心筋梗塞や脳卒中、がんなどを誘発し、その進行を早め、死にいたらしめるファクターともなる。
日本には2017年の推計で、約2100万人の慢性腎臓病の患者がおり、成人の5人に1人が罹患している計算になる。
人口あたりの透析者数は、台湾に次いで世界第2位であり、日本は実は透析大国なのである。
2018年の推計では、約34万人が透析を受けている。
ちなみに1975年には、約1万3000人程度だったから、約40年で30倍に激増している。
毎年4万人が新規に人工透析に入らざるを得なくなっており、年間3万人が命を落としているという。

筆者は糖尿病専門医であるが、糖尿病の治療にあたっては、血糖値のコントロールよりもはるかに重視しているのが、合併症の腎症の予防だという。
慢性腎臓病になると、死亡率が平均で4倍に上がることがわかっているという。

厚生労働省の発表(2019年)によれば、
日本人の死因は、
1位:がん
2位:心疾患
3位:老衰
4位:脳血管疾患
となっているが、こうした上位を占めている疾患の背後には、慢性腎臓病が暗躍しているという。

いわば腎臓は、

「隠れ死因」の裏ボス

なのである。

腎臓は様々な臓器との関係で成り立っており、 例えば、腸内環境が悪ければ、腎機能が悪化するし、腎機能が悪ければ、腸内環境も悪化するというような負のスパイラルが生まれてしまう。
こうした関係を「腸腎連関」と呼ぶ。

また、心臓とも生命維持に必要不可欠な働きを担っており、切っても切れない関係にあるのである。
心機能が悪化すれば、腎不全が起きやすく、腎機能が悪化すれば、心不全を起こしやすい。
これを「心腎連関」と呼んでいる。

それにしても、なぜ、慢性腎臓病があらゆる病気を招くのか?

それは、「AGE」と呼ばれる老化促進物質のせいである。

慢性腎臓病に罹患すると、このAGEが大量に生産され、それにより、カラダのあちこちに炎症が起きる。
この炎症が慢性化することで、心疾患や脳疾患、がんといった、ほとんどの病気の原因となるという。

高血圧と糖尿病

働き盛りの世代が、いつの間にか慢性腎臓病を進行させてしまう主な原因は、高血圧と糖尿病にあるという。

血圧が高いと指摘されているも、自覚症状もないし、現在、痛くも痒くもないし、と未治療のままの人が見受けられるが、 高血圧は、こうしった人々が考えているよりもはるかにリスクが高いのである。
ある研究によると、世界中の人が命を落とす最大の原因は高血圧にあるという結果が出ているという。

そして、血圧と腎機能は明確にリンクしているという。
高血圧によって、腎臓の血管は細いので、容易に動脈硬化による影響を受けやすく、腎機能がどんどん落ちていく。
腎機能が落ちると、塩分と水分の排泄調整がうまくいかなくなり、血圧コントロールがより不良になる。
そして、より進んだ高血圧が腎臓にダメージを与え、不可逆に症状が進行する負のスパイラルに陥るのである。
進行した先にあるのは、透析である。

人工透析を必要とする患者のうち、実は44%が糖尿病の合併症によるものであるという。
多くの糖尿病治療の現場で、血糖値のコントロールに注力するあまりに、腎症の早期発見が遅れ、気づいたら、あるとき突然、透析という事態に陥るのである。

透析は1回の治療に約5時間かかり、それを週に3回ほど行う。
「身体障害者1級」という最も重度の障害者と認定され、医療費はすべて国か健康保険組合が負担することとなる。
予後は、5年生存率で60%だという。
日本において、透析治療だけで年間1兆6000億円、合併症などの治療も含めると2兆円という莫大な医療費を費やしているというから驚きである。
このままの勢いで透析患者が増え続けた先に日本の医療に未来はないのではないだろうか?

ところで、皆さんの中で健康に良かれと思って「プロテイン」を飲んでいる方はいるのではないだろうか?

私も以前はジムに行ってトレーニングに励んだ際とか、忙しい時とかは、プロテインを食事に置き換えるとかをしていた経験があるから、とても痛い話ではあるのだが、プロテインは腎臓を悪くするというのである。
筆者は次の3つを提言する。

1.筋トレをしても、タンパク質を摂取する必要はない
2.タンパク質を摂取しても筋肉はつかないし、運動のパフォーマンスも上がらない
3.タンパク質を摂りすぎることで、腎臓を悪くする

「運動をしたら、タンパク質の補給が必要」という考えは間違っているという。
運動の有無は関係ないのである。
運動をしようが、しまいが関係なく、筋肉も含めカラダのタンパク質は絶えず作り変えられているという。
そもそも、カラダには「アミノ酸プール」というシステムが備わっており、アミノ酸を大量にプール(ストック)しているのだという。
そのため、アミノ酸プールの仕組みによって、本来不足することなどないタンパク質をプロテインパウダーなどで大量に摂取すると、過剰濾過が生じて腎臓を酷使することになり、結果、腎臓を悪くするのである。

肉、魚、大豆などを普通に食事から摂れば十分であるという。
1994年イギリスのダンディー大学の研究によると、男女26人のボディビルダーに対し、体重1kgあたり、1.93g(60kgの人なら115.8g)という高タンパク食を毎日摂ってもらった所、結果は、筋肉にはなんの良い結果も出なかったそうなのである。

こうした結果を見れば、「運動するときにはタンパク質の補給が必要だ」という論理は、まったくのウソだとわかる。
働き盛りの世代が、忙しい時間をぬって、ジムでせっせと筋トレに励み、その後で良かれと思って、プロテインパウダーをとかして飲むことは、実はカラダにとっては健康とは逆効果であることに気づくべきなのである。
プロテインを売りたいメーカーの、なんとなく「カラダに良さそう」なイメージ戦略に騙されないリテラシーを持つべきであるという。

新時代の健康長寿とは

ここで、筆者が本書で提言する新時代の健康長寿17ヵ条からいくつかをピックアップしたい。

まずは血圧をコントロールすること。

前述したように、高血圧は慢性腎臓病の大きな原因である。
腎臓と血圧は切っても切れない関係であるから、普段からの血圧管理は必須となる。

次に血糖値をコントロールすること。

血糖値コントロールは、糖尿病になっていない人にとっても重要であるという。
それにより、糖尿病を未然に防げるし、しいては、腎臓を守ることにつながるのである。

そして、塩分摂取量を減らす。

塩分を取りすぎると、腎臓は血液中の塩分濃度を保つために。体液量(=水分量)を増やして薄めるように働く。
すると、血圧が上がって、腎臓を悪くしてしまう。
WHOの推奨では1日の摂取量5g以下であるが、 日本人は1日平均で男性が11g、女性がら10gも摂っているから、まだまだ及ばない状態なのである。

前述したAGEを溜めないこと。

あらゆる生活習慣病の原因であるAGEは、ブドウ糖がタンパク質と結びつくとできるため、そもそも糖質(炭水化物)を摂りすぎれば大量に生まれる。
高温調理でも加速度的に増えるという。
蒸す・茹でる・煮る・焼く・炒める・揚げる…と高温で加熱するほどに増えていく。

医者も知らない正しい腎機能診断法

腎臓が作る尿からは、いろいろな体のサインが読み取れる。
尿を見るだけで、健康状態はすべてわかると言っても過言ではないというのである。

一般的な健康診断で見ている「血清クレアチニン値」では、はっきり言って役立たずであり、異常値が出たときには、たいてい手遅れな状態であるという。

手遅れにならない段階で腎臓の状態を確実に知るには、「尿アルブミン」という検査が不可欠なのである。

尿アルブミン検査は、尿の中にアルブミンというタンパク質がどのくらい出ているかを調べるもの。
腎臓のフィルターがどのくらいダメになっているか(穴だらけになっているか)を尿に漏れ出ているアルブミンの量で見るのである。
腎臓が弱ってきた初期の段階から変化を示すという。

そして、尿アルブミン検査に続いて、もう1つの指標にしたいのが、ざっくりと自分の腎機能を推し量ることができる「eGFR」。
eGFRは腎臓の膜を通過している血液の状態から腎機能を推察するものである。
こちらは、健康診断で調べられた血清クレアチニン値がわかれば、自分で算出できるという。
医学用語で「推算糸球体濾過量」。
規定の計算式に当てはめるだけでよく、細かい数字はいっさい考える必要はないという。

尿アルブミン値」と「eGFR

この両面から見ていくことで、より正確に状態が把握できるという。

尿アルブミン値とeGFRによる早期発見とその初動の速さに伴う最適な治療を行うのが慢性腎臓病を進行させないコツだという。

You can lead a horse to water but you can’t make it drink.
「馬を水飲み場まで連れて行くことはできるが、馬に水を飲ませることはできない。」

これはイギリスの古いことわざだとされている。
他人がサポートすることはできても、結局のところは、やるかやらないかは本人次第であるという意味で、自分自身が自ら行動を起こすことの重要性を説いているのである。

本書を読んで、慢性腎臓病が及ぼす影響を知ったあとに行動するかしないかは、自分しかいないのである。

「知らされていなかった」というだけの理由で腎臓を壊し、悔しい人生を歩まないように、健康リテラシーを高めて、人生を謳歌していきたいものである。

このブログを読んで、興味が沸いた人は是非、一読をおススメする。
きっと、今まで聞こえてこなかった腎臓の声に耳をそばだてるはずである。

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