どうも、WELLNESS INVESTMENT CLUBのtoshiです。
3分で世界の見え方が変わる。
「食」は自分への投資である。
その食に対する認識が変わるだけで、自分をノーリスク・ハイリターンな安定、安心、超優良な投資先へと変貌を遂げることが可能なのである。
それでは、本日のthree minutes investmentはこちら。
南雲吉則医師の『「空腹」が人を健康にする』である。
南雲医師はもともと、大学で乳癌の研究や治療を行っていたが、諸事情から、父の病院を継ぐことになったという。そのストレスからか、現在より15kgも多い77kgまでみるみる体重が増加してしまい、結果、不整脈に苦しめられることとなる。不整脈によって胸が苦しくなり、血圧が下がってトイレで気を失いそうになり、死の恐怖を味わったこともあるという。
そこで試行錯誤する中で、たどり着いたのが1日1食生活である。
1日1食生活を送るうちに体重はみるみる下がり、健康状態もすこぶる良好、体重も62kgを維持するようになった。加えて、肌が若々しくなり、人間ドックで血管年齢が26歳と言われるようにまで若返ったという。
ある研究において、アカゲザル、ラット、モルモットなど、あらゆる動物実験において、餌の量を40%カットした時が一番延命効果が高く、何と寿命が1.4~1.6倍も伸びたそうである。しかも、飽食の猿は毛が抜けて、顔の皮膚がたるみ、老化が進んだにも関わらず、食餌制限した猿は毛並みがツヤツヤして、皮膚にも張りが出ていたそうである。
そういったエビデンスと、医師である自身の体験を踏まえて提案するのが本書の1日1食健康法なのである。
筆者が言う健康とは、ただ単に病気をしていないとか、検査結果が正常値であるということだけではなくて、内面の健康が表に現れて、若く美しく見えるということ、肌がつやつやで、ウエストがくびれているといったこと、つまりは、外観が健康状態の現れとしてのパロメーターに他ならないということである。
本書のまとめを先に明かしてしまうと、
「1日1食の生活をしながら、よく寝ること」
これに尽きると筆者は言う。
1日1食または1汁1菜で、野菜は葉ごと皮ごと根っこごと、魚は皮ごと骨ごと頭ごと、穀物は全粒で食すように心掛ける。
睡眠は夜の10時から夜中の2時までのゴールデンタイムを含むようにするということである。
本書のキーワードは3つ、「空腹」、「完全栄養」、「睡眠」である。
1日1食生活をすることによって空腹状態に置かれた時に、延命遺伝子、正式名、サーチュイン遺伝子が発動し、人間の体内に存在している50兆の細胞の中にある遺伝子を全てスキャンして、壊れたり傷ついたりしている遺伝子を修復してくれるのである。
もともと、私たち人類の17万年に及ぶ歴史は飢えと寒さとの戦いであったという。
そんな過酷な環境に適応するため、私たちの体や遺伝子は、飢えと寒さに置かれた時ほど活性化するようにできているという。
1日3食、お腹いっぱい食べられるこの飽食な国、日本が果たして豊かな国であるといえるのか?
一旦、こうした価値観を疑ってみる必要がある時期に来ているのではないか?
とこの本を読んで、わたしは考えざるをえなくなりました。
今や飽食と誤った食生活が癌や心臓病、脳卒中、糖尿病という4大疾患の原因となっているのは、誰の目から見ても明らかであるのである。
1日1食にする場合、その1食はいつ食べるのか?といった疑問が生じるが…
筆者がおすすめしているのは、1日の最後を締めくくる夕食であるという。
脳が一番冴えている時はいつか?、それはお腹が空いている時に脳はもっとも活発に働く、そのため、頭を使うとか、大事な仕事が控えてる時にはむしろ食べない方がいいと筆者は言う。
しかし、いろいろな時間帯に働いてる人もいるはずなので、夕食に持ってくるのが絶対ではなく、各人の生活パターンに合わせて行っていけばよいのである。
お腹がグーッとなるのは空腹を知らせるサインである。しばらくはこの空腹の時間を楽しむようにしようと筆者は提案する。
なぜなら、この時こそ、サーチュイン遺伝子が発現し、体中がスキャンされ、壊れた箇所が修復されて、若返って健康になっていってるからである。
1日1食のスタイにおいて大事な考え方が「医食同源」と「一物全体」である。
「医食同源」とは、食べ物が薬になるという考え方、「一物全体」とは、人間が食べるもの(魚・穀物・野菜など)は自然界の命を丸ごといただく「まるごと食」が生命体としてのバランスを取るのに最も望ましいという考え方である。
前述したように、例えば、魚だったら、皮ごと骨ごと頭ごと、野菜だったら、葉ごと皮ごと根っこごとというような考え方である。
丸ごと食べるのが良いとなれば、動物にしても魚にしても、大きいものより小さいものの方が人間の食べ物としてふさわしいのである。
お腹が空いていなくても、時間が来れば、習慣で1日3食、食べているという人が圧倒的に多いのが現代ではないだろうか?
加えて、現代は砂糖を大量に、戦後にかけてから取るようになっており、その砂糖は「糖毒性」と呼ばれる特性があり、タバコにも匹敵するほどの毒性があるという。
これが脳卒中や心臓病、糖尿病の原因にもなっているのである。
例えば、スイーツを食べたとしよう。
そうすると、血糖値はだいたい、140mg/dl以上に上昇するが、それはタバコを4本吸った時と同じぐらいに血管の内側の細胞を傷つけると言われているのである。
1日1食を数多あるダイエット法の単なる一つだと思ってる人は間違いである。
肌が美しくなるような若返り効果だけではなく、ガンをはじめとする各種疾患の予防、さらには男の人、特に中年期に差し掛かっているような方は体臭まで無くしてくれるデオドラント効果まであると聞いたら、やらない手はないのではないだろうか?
加えて驚きなのが、脳の若返り効果もあるという。
1日1食の効用は限りなく広がっていく可能性を秘めているのである。
加えて大事なのが、「睡眠」である。
約20年ほど前、アンチエイジングの先進国であるアメリカで、成長ホルモンが若返り物質であるということが発見されたが、その成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムが実は夜の10時から夜中の2時までの間なのであるという。
したがって、どうにかスケジュールを組み立て、このゴールデンタイムに是が非でも、睡眠を持ってくるようにしたいところなのである。
人間の理想的な生活の基本である、日の出とともに起き、日が暮れたら寝る、そして、なるべく規則正しい日常生活、マンネリと言われるような日常の偉大なるワンパターンを送る。
そして必要以上に摂り過ぎない、食べ過ぎない、そして、いただく時は感謝の気持ちを持つ。
こういった生き方をしていけば、おのずと健康も得られるのである。
現代はある意味、医療が発展しているおかげもあって、すんなりとコロッとは逝かせてもらえない時代なのである。
コロッと逝ってしまえば、ある意味で幸福であろうが、不摂生の結果、半身不随や寝たきりになり、苦しみの毎日を送ることが多いのである。
病気で寝たきりになり、周りの人に迷惑をかけながら過ごすのか、それとも、最後の最後までピンピン元気に健康で見かけも若々しく、より美しく臨終を迎えるのか?
それは、毎日、自分が取る「食」に対して、どういう選択をするかに大きく寄る所が大きいのである。
わたしはこの本を読んでですね、正直、急には1日1食スタイルには到底、変えられないなと思い、まずは日々、口にするものや食べる量が10年、20年後に自分にどう返ってくるかと自問するようにし、無自覚に1日3食の生活を送っていたのを辞め、お腹が空いたら食べればいいんだと思えたら、とてつもなく気が楽になったので、しばらく、このスタイルで、少食に体を慣れてさせていき、ゆくゆくは1日1食にチャレンジしていきたいと思います。
このブログを読んで、いつまでも外観の若々しさを保ち、健康な毎日を送りたいという方は、是非、1度、本書を手に取ってみることをおススメします。
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