超訳・遺伝子が喜ぶ「奇跡の令和食」

Health

どうも、WELLNESS INVESTMENT CLUBのtoshiです。

3分で世界の見え方が変わる。
「食」は自分への投資である。
その食に対する認識が変わるだけで、自分をノーリスク・ハイリターンな安定、安心、超優良な投資先へと変貌を遂げることが可能なのである。
それでは、本日のthree minutes investmentはこちら。

家森幸男医師の『遺伝子が喜ぶ「奇跡の令和食」』である。

世界一の長寿国として世界に名を馳せていたのは遠い過去の話、今では、日本は、男性は香港、スイスについで第3位、女性は香港についで第2位と、すっかりと過去の栄光に成り下がっているのである。

現在も日本人は平均寿命は84歳と長いけれど、健康寿命と言われるものは74歳程度で、そこには10年程度の開きがあるのである。
ちなみに、健康寿命とは、「寝たきりや病気などで日常生活が制限されることなく、元気に過ごせる期間」を指す。

長生きの裏で、実は最後の10年間は脳卒中や骨折などで寝たきりであったり、認知症などの不自由な状態で過ごしたりしているという現実があるのである。

人生100年時代をいかに自立して心身ともに健康に過ごすか、そのキーとなるのが、

和食

にあるのである。

京都大学医学部を卒業した筆者は研修医として臨床の現場に立つことになる。
しかし、当時でいう最先端の医療を行っていたはずの大学病院での懸命の治療の甲斐も虚しく、次々となくなっていく患者を見て、あまりにも厳しい現実に打ちのめされることになる。
そして、「病気を根本解決したい」という考えにいたり、「臨床」ではなく「病理医」としての道を歩んでいくこととなるのである。

そして、1985年からWHO(世界保健機構)の「循環器疾患と栄養国際共同研究(CARDIAC STUDY)」を開始し、30年以上、25カ国61地域に足を運んで健康調査をしてきたのである。

30年以上かけて調べて回った結論として、「青い鳥」はまさにここ、日本にいたのである。

つまり、長寿の秘訣は日本の伝統食にあったのである。

和食こそが、まさに理想に近い長寿食であったのである。

しかし、そんな世界に誇る和食も、ファストフードやコンビニ食、洋食や中華といった食品が並ぶようになり、家庭の食卓から着実に消え去ろうとしているのである。

「人は血管とともに老いる」と言われるように、健康を維持するためには、心筋梗塞や脳卒中といった「血管の病気」を予防することがなによりの決め手になる。

現代の食生活では、ともにこの2つの病気のあまりにもリスクファクターが多いのである。

そのため、今こそ和食を取り戻すべき時なのである。

長寿をめぐる調査のため、世界を回ること30年間、のべ25か国61地域、そうして、長寿地域と呼ばれる所にはある3つの共通の秘訣があることがわかったという。

それが、「3つのS」である。

長寿の秘訣の「3つのS」とは塩分(ソルト)、魚・魚類(シーフード)、大豆(ソイ)である。つまり、塩分を控え、海産物、大豆を食べることが究極の長寿食であったのである。

この3つのSを理解する上で重要な栄養素が「タウリン」、「イソフラボン」、「マグネシウムで」ある。

まず、タウリンとは魚介類に豊富に含まれている。血圧を下げ、ストレスを緩和し、コレステロール値を下げるという作用があり、血管系の疾患のリスクを減らしてくれると言われている。

次にイソフラボンである。大豆といえばというくらいにすでに認知度は高いのではないかと思われる。

こちらは大豆に抱負に含まれている成分として、おもに、血圧を下げたり、悪玉コレステロールを下げたり、更年期障害の症状緩和、骨粗しょう症の予防、肌を若々しく保つなどといった、多々の健康増進効果をもっている。

そしてマグネシウムであるが、こちらは大豆や魚介類に共にたっぷり含まれており、私たちの体に欠かせない微量ミネラルである。

そもそも、人間が食べ物を食べた時に、消化・吸収・代謝といった過程をへるが、その過程において、「酵素」の働きなしには行うことができないのである。その酵素の働きをサポートするのが、マグネシウムなのである。
マグネシウムは300もの酵素反応に関わっているという。
マグネシウムがなくてはならない理由がおわかりになるだろう。

和食こそが、まさに理想に近い長寿食であるとお伝えしたが、この3つのSから導き出される欠点が和食にもあるのである。

それはどうしても塩分が多いということである。

そこで、筆者は、この和食の欠点を補い、なおかつ、世界の長寿食のいいところを取り入れた「究極の長寿食」を完成させたのである。

それが、

ひとよんで、「令和食」である。

そんな令和食の基本となるスタイルは、こちら

1.野菜・果物をたっぷり食べる
2.適塩を心がける
3.脂質を控えめにする
4.主食、主菜、副菜をバランスよく食べる
5.「まごわやさしいよ」食材を食べる

しかし、この基本を1つずつ当てはめて、日々の献立を考えるというのは、日々忙しい現代人からしたら、至難の業である。

そこで、次の2つを料理の際に念頭に置いて実践すると、比較的にハードルが下がるということである。

蒸し野菜や乾物類で「まごはやさしいよ」を料理に取り入れてみよう

蒸したり、乾物を使用することで、素材本来の持ち味や栄養素を摂取することが可能になる、かつ、余計な塩分や油分もカットできりというメリットもあるのである。

醤油の代わりに出汁や酢、スパイスなどを活用する

昆布やかつお節をはじめとした出汁をしっかり効かせたり、レモンやお酢といったもので、酸味を追加する、また、七味や一味唐辛子、山椒やわさびといった薬味、スパイス類をうまく取り入れることで、薄味でも物足りなさをカバーできるのである。

はじめは物足りなさを感じるものの、不思議なもので、味覚はその適塩に慣れてくるという。
一度、薄味に慣れてしまえば、素材の味や風味がよくわかるようになる。そしてそれこそが本来あるべき味覚であると気づくはずである。

まずは、自分が健康になってこそ、他人にも健康がプレゼントできるのであると筆者はいう。

自分の栄養の実態を知り、みんなが健康に良い食品を選べば、食品の生産、流通に携わる食産業はおのずと健康産業になる。食環境は改善され、地域で暮らすみんなが健康になるという好循環が生まれる。

これを聞いて、わたしもまずは自分が変わることが大事だと感じました。
まずは小さなことから始めていこうと思い、まずは脂質の多い食品を減らし、代替として、魚や豆類の摂取を増やしていこうと決意させてもらいました。
今日にでも、近所のスーパーで良質な魚と味噌を買いに行って、自分で料理をしていきたいと思っています。

このブログを読んで、少しでも変わる決意が芽生えたとか、もう少し詳しく知りたい方は、この本を読んでみていただくことをおススメします。
きっと、より世界の見え方が明るい方向へと変わることだと思います。

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